3.仕様選びで四苦八苦
<グレードで悩む> 試乗させてもらった後の次なるステップは、嫁の説得…と言いたいところですが、元々ASXが披露された昨年来から、ことある毎に「コレ買うぞ」と呪文のごとく言い続けて洗脳してきたので、これは難なくクリアしました。 理解のある嫁さんで助かります(イヤホント)。 そういうことで、いよいよ購入に当たってグレード選び、色選び、オプション選び、見積もり算出、懐具合との相談、を本格的に検討することになりました。 エアトレックのモデルは、排気量的に2000ccと2400ccの2種。グレード的にはエコノミータイプのE(2リッターのみ)、標準のV、少し装備を追加したVS(2.4リッターのみ)。さらに駆動方式として下表の通り2WDと4WDに区分されます(2001年7月時点)。 |
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排気量 |
グレード |
駆動方式 |
型式 |
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2000cc |
エコノミー |
2WD |
20E |
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4WD |
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標準 |
2WD |
20V |
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4WD |
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2400cc |
標準 |
2WD |
24V |
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4WD |
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上級グレード |
2WD |
24V-S |
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4WD |
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自分としては2000ccのGDIエンジン搭載車に乗りたかったのですが、残念ながら2000ccはGDIが設定されず、普通のSOHCエンジン。 今更ながら言いたい。何で2000ccはGDIじゃないんだぁぁ!! 三菱は、今後GDIエンジンを主体にラインアップを揃えていくと以前聞いたような記憶がありましたが、ダイムラーに吸収されて方針が変わったのでしょうか。実に惜しいことです。 GDIに乗りたい一心から、やむなくここは2400ccに決定。これからの自動車税のアップは覚悟しないといけません。 2400ccには「標準(V)」とちょっと装備をおごった「上級グレード(VS)」の2タイプがあり、その違いというのは、主にサンルーフ、フォグランプ(白)、AC100Vコンセント、メッキドアハンドル等が上級モデルに付いていることにあります。嫁さんも一応カタログを見ていたようで、VSとVのどっちにするのか気になるようです。 嫁 「サンルーフはどうするの?」 Y 「雨漏りしそうだからいらん」 嫁 「VSにはフォグランプ標準でついてるじゃん。こっちがお得じゃ?」 Y 「フォグランプは黄色がよかけん、ディーラーオプションで付ける」 嫁 「メッキドアハンドルは何だか高級そう…」 Y 「うう…、たしかに捨てがたい…。」 メッキドアハンドルがなかなか魅力的だったのですが、けれどもこれだけのために高いお金を払うのも何でしたので、やっぱり標準のVに落ち着くことにしました。 最後の駆動方式は、これは迷わず2WD。ヘビーデューティな使い方はまずしないし(エアトレックにそんな走りを求めてはいけないような気がします)、燃費を重視して少しでも軽くしたいですしね。 ということで、24V 2WDが候補として決定しました。 車体価格しめて205万。値引きが入って185万。既にエアトレックに乗った気分でいる自分に、この価格が高いか安いかなんて質問は無用です。 |
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<カラーで悩…まない> エアトレックは今回何と9色の色を提供しており、ここら当たりにもこのクルマにかける意気込みが伝わります。 ただ、ASXのシルバーな車体がずっとイメージにあったので、サテライトシルバーに決定。エアトレックのテーマカラーにもなっているので、やっぱこれでしょ。 家内は、どちらかと言えば青とか赤にも魅力を感じていたようですが、何せASXが披露された昨年来から、ことある毎に「コレ買うぞ」の呪文で洗脳してきたつもりなので、夫の意見全面反映。理解のある嫁さんで助かります。 ところで、ボディー色には有料ながら2トーン設定も2種ありましたが、ちょっと暗めなのが残念です。高級感を持たせる意図があったのでしょうか…。ちなみに、2トーン色は翌年のマイナーチェンジでカタログから落とされ、希少色になってしまいました。 |
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2トーン色設定の中の一つ ルーセントブラウン+シンフォニックシルバー |
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<オプション選びで悩む> 次はいよいよオプション選び。仕様選びで一番楽しい反面、予算の関係上一番頭を悩ますひとときでもあります。 メーカーオプションでは、ルーフレールとAC100Vコンセント。RVRの時につけていたルーフBOX(通称:棺桶)やら何やらは一応取り付ける予定なので、ルーフレールは外せません。 ディーラーオプションでは、フォグランプ(黄)、ターンシグナル付メッキミラーカバー、ナンバープレートフレーム(前はLED付、後は普通)、標準マットガードにスポーティグリルなど。 HIDはかなり心を揺さぶられましたが、値段が高いので非常に迷うところです。結果的には「HIDを付けている人ってほとんどいませんよ」の担当者の一言で、見送り。実は心のどこかでこの一言を待っていたフシはありました。 グリルは、当初「カラードグリル」というのがあってこちらが約半分のお値段で済み、ちょっと食指が動いたのですが、最初に見たスポーティグリルのイメージが頭から離れず、自分の物欲の赴くままにこちらに決定。 フォグランプ、メッキミラーカバー、LED付ナンバープレートフレームなどなど、よくもまぁこんなに光りモノを取りそろえた事よと嫁さんから呆れられましたが、「自分が光らない分、クルマを光らせてやりたいんだ」と言葉を並べて説得し、何とかOKをもらいました。 オーディオ関係は、カタログを飾るおもちゃみたいなカーステに結局決まったのですが、好みはむしろメカメカしている方で、色とりどりのグライコがビンビン跳ね上がり、カラーなデジタル表示が画面上を飛び回る派手なものを、と思っていました。 しかしながら「こっち(おもちゃ)がカワイイ」という嫁さんのリクエストもあり、たまには自分の意表を突く取り合わせも悪くないかな、と思ってこちらを選ぶことにしました。 |
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スピーカも6スピーカにしたので、結構金額は張りますが、丁度この時期はオーディオキャンペーン中で、通常の価格の半分ほどに抑えられ助かりました。 これで、自分が希望しているオプションは選定できましたが、あとはドレスアップをやるかどうか…。 これが悩ましいところです。 |
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<ドレスアップで散々悩む> スタンダードな車体にエアロパーツを付けたりして個性的なクルマを演出するドレスアップ。 エアトレックには、ディーラー標準として2種を提案する他、サードメーカからも多くのカスタム車が出ていて、これもエアトレックの魅力の一つではないかと思います。 そのディーラーから出ているドレスアップというのが、下の写真のようなRVテイストがプンプン香る「フィールドエア」と、ちょいと都会的な雰囲気にぴったりの「アーバンエア」でした。 |
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フィールドエア(Field Air) |
アーバンエア(Urban Air) |
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RVRに乗っている自分の好みは当然「フィールドエア」。見よ、この大地に踏ん張らんとする力強いフォルム! フロントマスクにアクセントを付けている銀色に輝くスキッドプレートがたまりません。ボクシングのヘッドギアを思わせるフォグランプ内蔵のバンパープロテクターにも惚れ惚れします。 予算が許せば是非つけたいフィールド仕様。早速オプションカタログをチェックです。 「フロントエアダム ¥68000。 中央部はスキッドプレート風でRVイメージを強調…」フンフン…って、「風」ですと!? スキッドプレートと言えば車体アンダー部を小石の跳ねから保護するため普通はスチール製だと思ってたけど、もしかして「風」とはスチール製でない「なんちゃって」なのか?あぁぁぁ、PP樹脂って書いてある。 うわ、がっくし ま、まぁエアトレックは本格的なオフローダーではないんだし、雰囲気を楽しめりゃそれでいいか。だいたい、自分は2WDにしたんだから、これでホンモノのスキッドプレートを付けたらそれこそ見かけ倒しになってしまう。ホンモノを付けても「なんちゃって」になってしまう。コイツは実にパラドックスに満ちてます。 ということで、スキッドプレート風の言葉にはあえて目をつぶり、予算がどれくらいになるのか弾いてみました。 フロントエアダム ¥68,000 (内 工賃6000円) サイドアンダーガーニッシュ ¥67,200(内 工賃7200円) リアエクステンション ¥43,600(内 工賃3600円) 合計 ¥178,800− これが、キャンペーン価格で何と130,000円となるそうです。おおっ、これならまずまずの価格。一気にフィールドエア化計画が現実味を帯びてきま…、あれ?、ちょっと待てよ?これって、フォグランプは付いてるんか? 別だった (ドカーン!!) しかも、フォグランプとプロテクターは別々の価格となっていて、一番安い組み合わせでも フロントバンパープロテクタ ¥55,000(内 工賃7800円) フォグランプ ¥42,800(工賃は上に含む) 合計 ¥97,800− ぬおお!キャンペーン価格でも軽く20万円をイッてしまう!!高い、高すぎるぞフィールドエア! 登り調子で上がったフィールドエアへのドレスアップはここで断念。そりゃRVRの下取りがそれなりだったら考えないでもないんだけど…・。 |
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