7.「ビューラリー」なるもの
エアトレックが納車されてからはや3ヶ月が経過し、時は木枯らし近づく11月。前回の「燃費向上作戦」をほぼ忠実に実行した甲斐あって、平均燃費は11.7km/L(最高12.26km/L、最低11.12km/L)と、まずは好調な出だしです。 高速でのドライブフィールも自分としては満足のいくレベルで、11月の広島までのロングドライブでは、街乗りと変わらないしっとりとした乗り心地の恩恵を受けて終始ゆとりをもって運転することができました。おまけに燃費もRVRよりもよく1回の給油で500km走行できるので、長距離運転を以前よりは気軽にできるようになりました。 そんなときに、おもしろいコンテンツがエアトレックWebから発表されました。「ビューラリー(View Rally)」という企画です。 「エアトレックWeb(以下単にWebと記載) 」とは、「4.三菱公式ホームページに専用WEB発見」でも紹介した、三菱モーターズ公式HPにあるエアトレック専用のWebで、エアトレックが発売される前からエアトレックの情報発信基地として現在も運営されているものです。 これまで、エアトレックの商品コンセプト、有識者による試乗レポート、ユーザーレポート、レンタカーとしてエアトレックを使った人のインプレッションなど、実にいろんなコンテンツが出されています。 にでもって、「ビューラリー」とはいかなるモノかというと、 @Webの事務局が選出した全国50カ所の景勝地〜ビューポイント(View point)〜にエアトレックで行って、 Aそこの風景をエアトレックと一緒に撮影し、 B事務局にその写真(+レポート)を送って、ポイントをゲットする というゲームです。ポイントに応じて景品がもらえる、ちょっとウレシイ企画でもあります。 当初、このビューラリーは2001年11月から2002年3月までの約半年の期間限定ものでしたが、予想外の盛り上がりだったのか、それとも参加者からのリクエストがあったためか、2002年9月まで延長され、何と現在は第2弾(2002年11月〜2003年9月まで)が熱く繰り広げられているといった人気ぶり。全国津々浦々でいろんなエアトレックが走り回るのですから、エアトレックを市民にPRできる場としてこの企画はうってつけであり、おまけにあちこち走り回ることによって支出される諸経費が、景気向上に少なからず貢献するわけで、なかなか巧い企画だなぁと思ったものです。 まぁ、そんな勘繰りはどうでもいいとして、ちょうど長距離運転が改めて楽しく感じられてきた頃なので、「ビューラリー」はなかなか魅力的ではありました。特に、最近はどこに行こうにも予め行くところを決めておかなければ腰が上がらない、そんな性格になった自分。行くべき場所が設定されて「そこに行って写真を撮る」という、実に明確な目標は行動する上で実にありがたいのです。 また、趣味として細々と続けている天文の分野でも似たようなゲーム*1があり、どうしてもオーバーラップしてしまうので星に情熱を燃やしていたあの頃の自分が久方ぶりに戻ってきた思いです。 むむぅ、何やら心の奥底から燃えたぎるモノがあふれてきました。ここは迷わずビューラリーに参加決定! コンセプトはただ一つ、心に残る1シーンをデジカメに、旅の感動をあなたに あ、あなたに?って誰じゃい!(自問自答)… さて参加するにあたっては、ハンターネームとかいうネーミングが必要だそうで、何にしようかウンウン唸るも妙案がなかなかでません。そんなとき、嫁さんが「今日の夕食は浜勝*2のトンカツがいい」と言ってきました。 そうかそうか、連日献立に悩んでいるからたまには外食も必要だな(ん?たしか先週も外食じゃなかったか?)と思い、一時思考を中断して浜勝でヒレカツ定食を堪能。そのあまりの美味さにひらめくモノがありました。 「そうだ、ネームは浜勝もじってハーマーカッツにしよう」 思わず声に出そうとしてウッと思いとどまったので、あやうくヒレカツをのどに引っかけてしまうところでした。 Y−da副名ハーマーカッツは、この日を堺に長いビューラリーの旅に出るのでありました。 この顛末は、いずれ「旅は道連れ」の中で紹介したいと思います。 |
|
|
|
*1 「夜空にある110個の天体を一晩で全部見る」という天文界唯一のスポーツ(?)。一般にその天体に付けられている符号を取って「Mマラソン」と
呼ばれている。自分の場合一晩で制覇したことはないが、中学生から延々続けてようやく108個までこぎつけた。(本文へ)
*2 九州を中心に展開しているトンカツ専門店。自分の食のよりどころである「長崎ちゃんぽん リンガーハット」と同じ系列で、ジューシーなトンカツが
たまらない。(本文へ)