11.エアトレ販売向上大作戦!?
エアトレックがデビューしたのは2001年6月。この時自分は一つの確信を持っていました。それは、 エアトレックは絶対売れる!! デビュー当時のメーカー目標販売台数は月間5000台。この数字は「何て控えめなんだろう」と思いました。この流麗なデザイン、この凛々しい四つ目のヘッドランプ、この斬新なインパネ!どれをとっても非の打ち所のない(と本人は思っている)クルマは、きっと三菱の起死回生につながる大ヒットを呼ぶに違いない、あまりに売れすぎて調子に乗った三菱は、何と7人乗りのエアトレックを発表するという愚策に出るのではないかと心配するほどです。 当然の事ながら、自販連のHPで毎月更新されている自動車ランキングTOP20にもその名を連ねること必至、と信じて疑いません。 デビューしてからのエアトレックの攻勢は止まりません。あの手この手でエアトレックの販売戦略を繰り広げました。 例えばその1.イエローパッケージを出す スポーツ性ムンムンのイエロー色が追加。エアトレックに似つかわしい色かどうかは抜きにして、コイツは目立ちます。内装の方も例えば時計の文字盤を黄色に したり、本革ステアリングや本革シフトノブのステッチを黄色にしたりと要所要所でオリジナル性を強調してます。これでスポーティなドレスアップを施せばレース にでも出そうな雰囲気。あと5〜6年若けりゃ食指が動いたかもしれません。 |
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エアトレック イエローパッケージ |
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例えばその2.アクティブギアを出す 出た!三菱得意の「何たらギア」シリーズ。スポーツギア(RVR)、オープンギア(RVR)、ワイルドギア(RVR)、スペースギア(デリカ)など、数々のギアを 出してきた三菱の事だから多分エアトレックでも出るだろうな、と思っていましたが2002年の2月にアクティブギアを出しちゃいました。 これでアウトドア派のハートをわしづかみ?かと思いきや、フィールド志向の名前とは裏腹に内装はいたって都会的で赤色基調が特徴。好きな人にはウケると 思うのですが、自分にはケバすぎて…。 引っ込み思案でビジネスライクな内装が多い三菱にしてはめずらしく大胆に仕上げたのはないかと思います。 |
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エアトレック アクティブギア |
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例えばその3.レンタカーを格安で オリックスレンタカーと提携してとにかく安くでレンタルできるキャンペーンを展開。更にオリックスと提携している旅情報雑誌や旅行会社でもエアトレックならば 格安でレンタルできるようになりました。こうしてエアトレックの試乗機会を増やし求心力をはかる試みか? 自分たちが夏に北海道旅行をしたときもこのキャンペーンにあやかってエアトレックをレンタルしました。何と言ってもヴィッツクラスにプラス5000円するだけで エアトレックに乗れるのです。長期間の旅行ならば荷物もそれなりに多くなり当然パワーがあるクルマが有利です。 いずれ北海道旅行記にも出てくると思いますが、北海道ではエアトレックのレンタカーがあちこちで跋扈していました。キャンペーン効果絶大。 果たしてこれが売り上げにどれだけ結びつくのか。 例えばその4.レンタカー無料チケット これはデビューしてから約半年間ほど実施されたキャンペーンで、エアトレックWebなどで申し込めば抽選で無料チケットが当たり1日レンタルできるというも の。ただしチケットはオリックスレンタカーに限定されています。 自分も2リッターモデルのフィーリングを味わいたい一心から応募して見事チケットをゲットしました。ラッキー!…かと思いきや、自分の住んでいる地域の オリックスではエアトレックは取り扱っておらず、結局我が嫁の妹に譲ってしまいました。。。チッ。 見事レンタカーチケットを射止めた人の試乗レポートはエアトレックWebに掲載されています。それを見ればなかなかの好評。当然です。 これならエアトレックへの購入意識も高まることでしょう。 さぁ、これだけの大キャンペーンを張ったエアトレック、いざ蓋を開けると、売れません。発表当初こそ3000台近くを売ったものの販売台数はなかなか伸びず、とても自販連のランキングどころではありません。これには愕然。なぜだ、なぜこのクルマが売れないんだ…。 |
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