水星日面通過 撮影作戦

 

 

  

 

【フィルタをねらえ】

 

来る2003年5月7日。太陽に一番近い惑星 水星が太陽の前を通過する「日面通過」が見られます。前回の水星の日面通過は1999年にあり、この時は太陽の縁をかすめる程度のものでした。今回はそれよりも食い込んで通過しますので、うまくいけば黒点とのランデブーも見ることが出来るかもしれません。

自分が初めて水星の日面通過を見たのは、更にさかのぼって1993年11月6日の時でしたが、巨大な太陽面をぽつんと小さな水星が横切っていく光景に、「あぁ、やっぱり惑星って動いているんだなぁ」と素朴な感動を覚えたものです。惑星が目に見えて動いていく様子というのはなかなかお目にかかれませんしね。

あの感動をもう一度!!

 

燃えてきました!当日はGW明けの平日ではありますが、会社を休んでいっちょ観望&撮影に挑戦してみましょうか!思い立つといてもたってもいられない性分ですので、早速撮影に向けて機材の取り揃えを行うことにしました。

まず何としても揃えないといけないのは、太陽の強烈な光を減少させる減光フィルタです。

1993年の時は太陽観測用のサングラスを使って撮影を試みましたが、思ったより減光されず写真では露出オーバー気味になってしまいました。今回はそんなことにならないよう、適正に減光することが成功への第一歩です。

 

 

1993年11月の水星日面通過

 

小さいのでわかりにくいかと思いますが、矢印の先の黒い点が水星です。

黄色い色をしているのは、サングラスを付けて撮影したためです。初めての太陽撮影で要領が分からず、できた写真は露出オーバばかりでした。

 

 

2003年5月7日の日面通過の様子

(アストロアーツホームページより引用)

 

長い時間にわたって、太陽を横切っていきますが、今回は水星が太陽から出て行く頃には日没なるため、途中までの観望となります。

 

ということで、太陽の撮影にどんなフィルタが使われているのか、天文関係のサイトを調べてみました。その結果、種類としてはD4とかND400とか、ND8のフィルタが複合で使われていることが分かりました。ん、ん?何?この型式は?

フィルタの型式を調べてみると、D4というのは露出倍数10,000のフィルタであり、ND400は露出倍数400、ND8は露出倍数8のフィルタであることが分かりました。分かったんだけど…露出倍数って何??またもや難問が待っていました。

今度は露出倍数の意味を調べてみましす。簡単に言うと、フィルタによって減光される光の度合いのようです。「露出倍数10,000」のフィルタは素で見る太陽の光を1万分の1にまで暗くするフィルタであり、露出倍数が高いほどフィルタを通ってくる光は少なくなるということらしいです。

さらにフィルタを複数使うことによってかけ算式に減光でき、例えばD4とND400を複合すると、10,000×400=400万の露出倍数にすることができる、とかいてありました。うーん、なるほど!分かったような分からないような!!

 

  

 

【フィルタ求めて3千里】

 

とりあえず、フィルタの種類と露出倍数は分かった気がしますので、次に適正な露出倍数を割り出すことにします。エレガントに論理的に詰めていきたいものです。

天文年鑑(誠文堂新光社)の天体写真データによれば、露出倍数10,000の場合の標準的な露出時間は、ISO100でだいたい1/40001/250秒の間にるようです。自分が使っているデジカメは最低感度がISO200相当らしいので、その2倍の早さ・・・つまり1/80001/500秒でシャッターを切ることになりそうです。

ところが、自分のデジカメは1/500秒より速いシャッターが切れないので、露出オーバーになる可能性が非常に高くなります。

したがって、フィルタを組み合わせて露出倍数を稼ぎ、もう少しスローシャッターで写せるようにすることが必要です。

結論としては、露出倍数を10,000の更に100倍の100万にして、1/801/5秒に抑えることとしました。天文関係のサイトをのぞいてみると、中には400万の露出倍数をかける人もいたので、まぁ問題ない範囲だと思います。

 

よし、これであとは見合ったフィルタを買うのみ。D4が露出倍数10,000だったので、これにND8(露出倍数8倍)を2枚組めば、64万。100万には届きませんが大体これくらいでしょうか。インターネットでD4のフィルタを探してみると…、ぐぉっ?価格が9000円!?た、高いぞD4!!ND8は2600円程度しかしないのに、何で一気に跳ね上がるのかっ!!

ならば、露出倍数400のND400を2枚組み合わせて、さらにND8を加えれば、400×400×8=128万。初期の目標値100万を少し超えるけど、こちらの方がフィルタの組み合わせでいろんな露出倍数に変更できるので、大気で太陽が減光されても容易に対応できそうです。しかも、ND400の価格はND8と同様の2600円程度なので、3枚買っても2600円×3=7800円とD4を1枚買うよりも安い。うん、この組み合わせにしよう。

 

ところが、ここからが難儀。インターネットでいろんなサイトをのぞいてみましたが、まともに在庫がある店がひとつも見つかりません。例えば、

A店:  「ND400 1枚在庫あり、ND8 在庫切れ」   

B店:  「ND8 在庫あり、ND400 在庫なし」

C店:  「ただいまフィルタは取り扱っておりません」

などなど。通信販売なので、個々に買おうとすると発送料金がかさむのでできれば一括で買いたいのですが、…もしかしてみんなこのイベントのために買い集めているのか??

 

これなら、直接天文ショップに問い合わせてみた方が早そうです。ということで、今回は「テレスコープセンター アイベル」にコンタクトしてみました。

アイベル: 「どうもありがとうございます。テレスコープセンター アイベルです」

Y−da:  「もしもしぃ、あのーND400とND8のフィルタを注文したいんですが」

アイベル: 「ああ、太陽の撮影ですね?(←おお、さすがに天文ショップ!)。今ちょっと在庫を切らしておりますけど、3〜4日で取り寄せできますよ」

Y−da:  「そうですか!買います注文します(即答)。ND400 2枚とND8 1枚です。型式は云々…」

 

インターネットで散々苦労したので、在庫がない場合の取り寄せもかなりの時間がかかるかなぁと思ってましたが、意外にもあっさりと購入できました。

4月16日に注文したので多分GW前には入手できそうです。ひとまずホッとしました。

 

 

  

 

【あの太陽を撮れ】

 

フィルタを注文してから10日後、GW前になって品物が届きました。全部のフィルタをつなぎ合わせて128万馬力…、いや128万倍の露出倍数にしてまずは素で太陽を見てみました。おおっ、暗い暗い!これなら望遠鏡で見てもまぶしすぎることはなさそうです。

しかし、このフィルタ、そのままでは望遠鏡に取り付けることができないので、取付キャップを作ることにしました。とは言っても作るのは手先が器用な家内の方で、ぶきっちょな自分は主に指南役。画用紙を巧くさばいて即興な割にはよく作ってくれました。

 

家内特製フィルタ取付キャップ

(左)素のまま

(右)フィルタを取り付けたところ

 

画用紙をぐるぐる巻いてキャップを作り、それにフィルタを取り付けるステップアップリングをアロンアルファで接着。見た目をよくするために折り紙で装飾しました。

 

さて、とりあえずはこれで太陽撮影に踏み切ることができました。望遠鏡をベランダにセットして特製キャップを望遠鏡に取り付けます。家内は仕上がりを一応気にしていたようですが、満足している自分をみるやいきなり鼻高々。「ワタシのおかげね」ともはや女王気取りです。・・・まっ、ここは何も言いますまい。

太陽を望遠鏡に導入して、どのくらいの暗さになるのか眼視でちょっと確認してみました(注:フィルタは本来は撮影用に使うモノであり、眼視でみるものではありません)。

レンズを通して見た太陽は、最初視野の中にあるのか分からないくらいかなり暗い像になってしまいました。こうなると逆にちゃんと写るのか心配になります。あまりシャッター時間を長く取りすぎると、太陽が動いてぼけた写真になることも考えられます。

デジカメを望遠鏡にセットし、表示窓を見ながらピントを合わせます。像が暗いのでこいつがなかなか難しい。太陽の縁のシャープ度を測りながら慎重にピントを出すようにします。ピントをある程度出した後、シャッターボタンを半押ししてシャッター速度の確認にはいります。なんとシャッター速度は1/4が表示され、とりあえず計算した範囲に入っていました。我ながら、素晴らしい計算結果ににんまり。俺ってやるじゃん!

 

タイマーセットして、何枚か撮影。デジカメの良いところは撮ったその場で結果が確認できることです。

これが普通のフィルム写真だったら、ちゃんと写ったのか「神のみぞ知る」なのです。しかも、こういった珍しい現象を撮ったときに限って必ず失敗するのですからいまいましいったらありゃしません。デジカメ万歳!!

さてさて、デジカメの液晶画面で見た限りでは一応まともに写っているような気がします。もう少し、枚数を重ねてみようかな?と意気込んだら、分厚い雲がいきなり出てきてあっという間に太陽は隠されてしまいました。望遠鏡を出すまではあんなに晴れていたのに…、何で!?どうしてやねん?

しかし、それ以降晴れる様子はまったくなく、見切りを付けて渋々望遠鏡を片づけ、先ほど撮影した結果を見ることにしました。

 

PCにデータを落として撮影結果を見てみると、何と画面いっぱいにシミみたいなのや、紐みたいなモノがあたかもミジンコのようにびっしり写っていてびっくり!これは多分ゴミによるモノなのでしょうが、いったいどこに付着したゴミなのか見当が付きません。先ほど眼視で見た記憶もすっかりなくなっていました。「フィルタかもしれんなぁ。いや接眼レンズも長い間使っていないし、望遠鏡の鏡ももう10年放ったらかしだし…。デジカメのレンズも長らく清掃してないなぁ」・・・・って全てに不安要素があります!これではいけません。早速クリーニングキットを買ってきて、少なくとも望遠鏡の鏡以外はきれいにしておかないと

久しぶりの太陽撮影はそこそこうまくいったモノの、随所に詰めが甘い結果に終わりました。

 

 

  

 

終わりなき駆除(たたかい)

 

とにもかくにも、まずは光学系の総点検です。とは言え、望遠鏡本体をバラしての清掃となると、元に復旧できる自信がありませんから、チキン野郎の自分にできることは、接眼レンズのゴミを除去するとか、デジカメのレンズフィルタを清掃するぐらいしか手段はないわけです。

それにしても、接眼レンズのこの汚れ具合のすごいこと!まずもって、写真のシミの原因はほとんどこれに違いない。買ってきたクリーニングキットで念入りに掃除します。接眼レンズがきれいになっていくと、何だか自分の心まできれいになるようだ…。いや、そんなことはどうでもいいか。

ある程度はきれいになったので、日を改めてもう一度太陽を見てみることにしました。眼視で見る分にはそれ程シミはないようですが、これは多分クリーニングした成果なのかもしれません。

撮影するに当たって、フィルタの組み合わせをND400 2枚のみにしてみました。露出倍数は16,000になり、結構明るくなります。明るくなることでゴミによる影が目立たなくなるのではないかという推測です。

デジカメを取り付けて、この前と同じようにデジカメの表示窓をのぞきつつピントを合わせます。フィルタ濃度を薄くしたのでだいぶ見やすくなりました。表示を見ると、うーーーんやはり完全には取れていないようだ…。

再度接眼レンズをクリーニングしてもう1回セット。さっきとはシミの場所が違うところと、変わらないところがあることが分かりました。少なくとも場所が変わっているところは接眼レンズを清掃すれば何とかなりそう。何度かクリーニングしてできうる限りミジンコ野郎を駆除します。

撮影後は、すぐさまPCで確認しました。前と比べればだいぶんマシな画像。来てます来てます。

 

 

Mission-3で撮影した太陽像

シミ駆除作戦実施後

 

 

でも、突如現れた赤い斑点が気になります。こいつはいったい何者?接眼レンズをクリーニングしても出てくるので、接眼レンズの問題ではないようです。

どうやら、これはフィルタ濃度を明るくしたことによってデジカメのレンズで光が乱反射しているのが原因かもしれません。乱反射の原因を作っているのは多分デジカメのレンズに付着した埃かもしれないのですが、埃を取ろうとすればデジカメをバラさないといけないし、チキン野郎の自分にはそんなことできません。苦肉の策としてデジカメの絞りを高くして、入ってくる光を少し抑えてみることにしました。結果は見事に赤い斑点が除去されましたが、その原因となっている黒い斑点は取り除けません。もうあとは画像処理ソフトを使って地道に消していくしかないようです。

わずかなゴミすらミジンコ大繁殖の原因となるとは…。太陽撮影とは何とデリケートな作業でしょう。とてもおおざっぱなO型人間の自分には性が合わない分野だと痛感した次第です。

 

 

デジカメの絞りを高くして撮影

中央左側の黒い斑点が乱反射させる原因になっていると思われます。

ちなみに左側に出ているひも状の物体は、デジカメ内部のゴミのようです。

 

  

 

照る照る大作戦!

 

改善策が完全ではないのですが、一応観望環境は整いました。あとは5月7日に休暇を取って、本番に望むだけです。

しかし、当日晴れるか?これが一番の問題です。過去何度天候不順で血の涙を流したことでしょうか。1993年の日面通過でも、雲に悩まされたものでした。

でも、薄曇りだけなら何とかなります。雨が降るなんてことになると、

これまでに費やしたお金は一体なんだったのか!!

 

しかし、その悪い予感はいまや的中しそうな様相を呈してきました。週間天気予報では5月7日は「雨」になっているのです。

自分は週間天気予報は信用していません。特に3日目以降の予報など信ずるに値しないといつも思うのですが、どういう訳か悪い方向には当たるものです。果たして、7日の予報は頑として変わることなく、ついにXデーは目と鼻の先まで迫ってきました。でも雨、降水確率70%!なぜだ?この日に備えて洗車は一切やっていないというのに!

これは何とかしなければ。…そうだ、古来より伝承されてきた「テルテル坊主」があるではないか。おぼれる者は藁をもすがる、天文屋は坊主にすがる。もはや体裁を繕っている暇はありません。

晴れ女で誉れ高い家内にお願いして、てるてる坊主を作ってもらうことにしました。……………

「できたよ」

おお、ついにできたか!さてさてその出来は…? 

 

 

 

特製てるてる坊主

 

頭はエアマットでできており、いかにも軽そうな坊主。

このいやらし気な目と口が、果たして奇跡をよびこむのか?

 

な、なんだこやつは?赤い口、いやらしそうな目。怪しい、怪しすぎるぞ、この坊主。(と言う割には記念撮影を撮ったりする)

御利益なんてとても期待できない胡散くさい坊主ですが、しかしそこは晴れ女マジックなのだろうと自分に言い聞かせ、一縷の望みをかけてみることにしました。

ここまで徹底しているのだからお願い、晴れてくれーーー!!!     

 

  

 

心眼で観望せよ!!

 

いよいよXデーの5月7日がやってきました。前日に休暇届も出し終わり、機材の積み込みも完了し、頭の中で何度もシミュレーションを重ねてきたので、準備に抜かりはありません。しかし!天気の方はなかなか準備完了とはいかないようです(いや既に準備完了なのかもしれないが…)。

こんな時、昔読んだ「ガラスの仮面」と思い出します。主人公北島マヤが学園祭で一人演技をやって、それが大成功。一度は閉ざされた演劇会への道が再び開けた、という一幕です。パントマイムによって実際には電車やバスに乗っていなくともまるで乗っているかのように演じ、一人で演技しているのにあたかもいろんな人物が舞台にいるような錯覚を与えるシーンが印象的でした。ならば、自分もあたかも日面通過を見ているかのような状況にできないものか…。

武芸の達人は両の眼ではなく、心の眼−すなわち心眼で相手を見切るといいます。そうだ、心眼で日面通過を見るのだ!(現実逃避とも言う)

さぁ、心の眼をカッと開いて空を見つめてみましょう。おお、何という素晴らしい青空!!両の眼ではバケツをひっくり返した雨が降っているというのに。

心眼に限界はありません。ですから、望遠が効くのです。これなら望遠鏡も出す必要はありません。一体何のためにコツコツ2万円も出して機材を揃えたのか馬鹿らしくなってくるほどです。

時刻は既に14時を過ぎました。予報では14時11分過ぎぐらいに水星が太陽という巨きな舞台に姿を現すはずです。エセ望遠鏡と化した我が心眼は既に潜入して来るであろう場所にターゲットを合わせています。何だかドキドキしてきました。

いよいよ14時11分、さぁ来い水星!……見えませんま、また潜入場所を間違ったのか?

心眼望遠鏡は、焦りながら太陽の縁を時計回りに探っていきます。あ、ありました。どうやら今回も潜入場所を180度取り違えていたみたいです。既に水星はその全体の半分が太陽に潜入しています。非常に小さいです。これまで予行練習で生の望遠鏡で見てきた黒点よりもずっと小さく、その色はどんな黒点よりも黒く、しかも丸く、まるでピンホールカメラの穴のような感じです。

太陽面を通過する水星をじっと見ていると、目に見えて移動しているという印象はないのですが、時間をおいて見るとたしかに動いている様子がはっきりとうかがえます。時々逆行したり(?)宙返りをしているようです(??)。心眼で見る水星はなかなかトリッキーな野郎だと思います。この様子をデジカメで撮れないのが残念でなりません。

静かに通過していく水星に見とれていると、いつの間にか時刻は16時半ぐらい。ようやく中間地点を過ぎようとしています。だいぶん日は傾きましたが、まだまだ明るく観望にはそれ程支障はないようです。ちょっと望遠を下げて太陽全体が入るようにしましょう。こうなると、水星があまりに小さくなりすぎてまさしく針で穴を開けた大きさになってしまい、ややもすると見失いそうです。もちろん、地球に近いのは水星ですから遠近法の原理からすれば水星が大きく見えるのが道理というものです。それを覆すほどの太陽の巨大さ…。それは「顔のでかい友人マツモトが自分よりもはるか後ろにいるにも関わらず、撮った写真ではほとんど同じ大きさに写る」という現象によく似ているな、と思わずにいられません。

かなり日が落ち、太陽像も大気の影響を受けてユラユラと揺れるようになってきました。時計を見れば18時過ぎ。残りの道程はあと1/4ほどですが、あいにく舞台を去る前に舞台そのものが沈んでしまいます(日没)。もちろん心眼ですから、日没となっても全く影響はないのですが、ここは少しでも現実に即した観望を行いたいものです。もっとも、既に現実離れしているんですが!

19時前、水星線近くは霞がかかっているため太陽の光もかなり減光されて見にくくなってきました。どうやらこの辺りが切り上げ時のようです。何ともスリリングでエキサイティングで嘘に塗り固められたひとときでした。来年は金星が同じように太陽の前を通過する現象が見られます。何と122年ぶりの現象だそうで、今度こそは生の望遠鏡で見て、撮って、騒ぎたいですね。えっ?火星の日面通過は見られないのか、ですか?そうですね。あと500年ぐらいたったら見られるかもしれませんね。

 

最後に…、天気のバカヤロー!!金返せ(1万5千円ぐらい)!!

 

 

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