火 星 観 望 日 記 @

 

 

 

 

 

【ファーストライトは無惨にも 〜7月16日〜】

 

7月に入って梅雨本番。来る日も来る日も雨か曇りでなかなか夜空が拝めません。こんな時は早く梅雨明けする沖縄がとてもうらやましく感じるときです。

そんなこんなでヤキモキしていた7月15日。午後から雨も上がり完全に夏を思わせる天気になってきました。

この時を待っていました

晴れた空は夜になっても変わることなく絶好の観望日和。21時頃帰宅してイソイソと望遠鏡をベランダに出し、外気に馴染ませておきます。20cmクラスなら最低でも2時間はかかるので、その間に食事を済ませたり風呂に入ったり撮影機材を準備したりと、観望準備を整えました。

 

2003年の火星は、ちまたでは6万年ぶりの大接近と言うことで少なからず世間を賑わせています。余談ながら、火星は2年2ヶ月毎に地球に接近するのですが火星の軌道がかなりつぶれた楕円のために、毎回地球との距離が違うわけです。接近距離が1億km以上なら小接近、6000万km以内なら大接近、その間は中接近と区分けされていますが、今年は大接近の中でもかなりの大接近で、その距離は5600万km弱。これを超える大接近は今後約280年後にしか起きないというまさにキング オブ 大接近と言えます。望遠鏡を買った20年前からこの日を一日千秋の思いで待っていた自分としては、この夏はこの身を火星に捧げる所存です。

実を言うと、翌16日は出張のため朝早くに起きないといけないのですが、そんなことはどうでもいいです。

 

この日見える模様は下のシミュレーション画像の通りで、火星の中でも一番のハイライトとも言える「キンメリア人の海」から「大シルチス」にかけての火星銀座通り。何という幸運。記念すべきファーストライトが大シルチスとは。考えてみれば、前に大シルチスを見たのは前回の大接近の時で1988年だったので、もうかれこれ15年前の話。あの時は暗緑色にくすんだ模様が非常に印象的でした。

もう一つ火星で注目したいのは「極冠」と呼ばれる火星の氷です。下の画像でてっぺん付近にある白い小さな斑点が極冠で、今回は南極の極冠を見ることになります。例年この時期は火星も夏を迎える頃なので極冠が小さくなってしまうのですが、今年はどの程度見えるものでしょうか。

 

7月16日〜17日にかけての火星面(上が南)

 

左: 16日23時40分頃の火星面

 中央の斜めに延びる黒い模様は「キンメリア人の海」。

右: 17日1時40分頃の火星面

中央やや左よりにある鈎上の模様が火星の中でも一番目立つ

「大シルチス」

 

画像は「火星くるくる」で出力した画像をキャプチャしました。

 

時刻が23時頃になると、東の空に火星が昇ってきました。鈍い赤色をたたえた光は何やら妖艶な雰囲気です。いよいよ火星へのファーストライト。もう頭の中ではどす黒い模様がばっちり浮かんでいます。さぁ来い火星よ!!ドキドキしながら望遠鏡をのぞきました…。

ボケボケ!?

 

何と言うことでしょう。アイピース越しに見える火星は、川面の石のように時折ボヤッとして全くシャープな像が結びつきません。明らかに気流の影響を受けまくりです。

こういう場合に考えられる原因としては、@火星の高度が低く大気の揺らぎをまだ受けている、A筒内気流が残存、ぐらい。いずれも時間が経てばある程度解消できるような代物です。30分を経過した当たりでもう一度チャレンジ。さぁ来い火星よ!!

うう…、踊ってる、火星が踊っているよぅ

 

さっきよりは少し像が持ち直したものの、フラフラ踊るように揺らぐのです。たまに黒い斑点らしきモノがみえるのが多分大シルチスなんでしょうが、はっきり見えません。

いきなりボヤッとするので、これは大気のせいと言うよりは筒内気流の可能性が高いと思われます。その揺らぎが火星を踊らせているのです。

ある程度像が落ち着いたら火星撮影をしようと思っていたのですが、ちょっとこれではろくな写真は撮れねぇだろうなぁ…。でも、せっかく準備したんだし数多く撮れば1枚ぐらいはましな写真が撮れるかもしれないなぁ…。撮影に当たっていろんな思いが頭の中で交錯しました。

一応ダメ元でデジカメを望遠鏡につなぎ、液晶表示で火星にピントを合わせます。液晶に映った火星は、どう考えてもまともな写真が撮れるとは思えないほど揺らめいていました。その情景を見て昔流行ったメモリーグラスを口ずさんでしまいました。

ゆ〜らり〜 ゆ〜らめ〜いて〜 そーよー私はダンシンドーール♪

 

あぁ、ますます気が滅入ってきそうだ!!ここはたとえカラ元気でも気合いを入れて撮影に臨まないと。

とりあえず、10枚ほど撮影して観望を終了。結局像の揺らぎは収まることなく、大シルチスの模様もよく確認することなく終わることにしました。

撮影結果はいずれも無惨な結果(当たり前です)、かろうじて見るに堪える写真でもこんなものではとても満足できません。ファーストライトの悦びはどこへやら、一転して次にリベンジを誓った初観望でありました。

 

火星

 

7月16日 02時06分撮影

 

何やら中央付近に斜めに横切る模様がうっすら写っているのが

見えますが、どうみてもオレンジ色の怪しげな物体…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【新しくデジカメを買ったものの 〜7月25日〜】

 

7月15日の初観望は残念ながらボケボケの火星しか見ることが出来ず、次なる機会に再挑戦を狙っていましたが、その後はまた雨の日が続き九州地方は連日大雨。昼間少しばかり日が差しても夜はさっぱりです。会社の方は19日から28日まで夏休みに入るので、この機会に観望回数を重ねておきたかったのですが前半は全く天候に恵まれませんでした。

 

 

さて、この6万年ぶりとも言われる火星接近に乗っかって、夏休み早々デジカメを買ってしまいました。

左の写真に紹介するオリンパスの「Camedia 5050Zoom」、500万画素のいかにもカメラカメラしたデジカメです。

前々からちょっと本格的なデジカメを欲しかったのですが、今年は旅行に行くわけでもなくただひたすら家と会社を往復するだけの夏休みなので、勢いに任せて買ってしまいました。

さすがに母ちゃんはブーブー言ってましたが、荒んだ人生に少しのカンフル剤はあってもいいものです。「今使っているデジカメあげるから…」と口八丁手八丁で丸め込みました。もしこれがクルマ関係だったら、母ちゃんには何の恩恵もないので完全に反対されたに違いありません。

 

 

しかし買う前は悩みました。

何を悩んだかといって、このCamediaにするか、それとも左の写真にあるニコンのCoolPix5400にするか。

ニコンの方は、最大露出時間が1/4000秒〜10分と非常に幅広いのが魅力で、特に10分という長時間露出は夢にまで見た星雲・星団のデジカメ撮影を現実のものとするのです。更にEDレンズを2枚配置しているのも惹かれます。天体撮影のみならず、一般撮影においても引き締まった画像をゲットできるに違いありません。

ただ、ネックになったのが、価格、記録媒体、動画の撮影時間です。

まず値段がオリンパスより2万円高い。これだけの性能なのでやむを得ないところではあるのですが、10万円に届かんとするこの価格、母ちゃんに言ったら卒倒しかねません。

 

更に記録媒体は現在のデジカメがスマートメディアなので、コンパクトフラッシュ対応のニコンではカメラ本体の他にコンパクトフラッシュ他周辺機器を揃えることになり、軽く10万をイっちゃいます。コレを母ちゃんに言ったら実家に帰りかねません。

 

最後の決め手となる動画の撮影時間。ニコンは静止画撮影にウェイトを置いているのか、動画撮影は最長90秒。それでも現在のデジカメ80秒より長いのですが、この前の金星食でも少し物足りなさを感じたので、出来ればもっと長時間動画撮影したいものです。

一方でオリンパスはというと、露出時間が1/2000秒〜16秒と一般的。16秒という露出時間は星雲・星団撮影には今ひとつではありますが、動画記録時間はスマートメディアの容量と画像サイズ次第で、例えば128MBのメディアを使用した場合6分から28分というもの。これなら、来年の金星日面通過でも時間を気にせず動画撮影に臨めそうです。

要は、「動画を採るか静止画を採るか」でしたが、コスト優先ということも頭をよぎり、売値がニコンより2万円も安くこれまでのデジカメの財産を使用できるオリンパスに決定したのでした。

 

さぁ、これで新デジカメによる火星撮影が開始か!!

いやいやそううまくは行きませんでした。望遠鏡に取り付けられないのです。現在使っているデジカメ取り付けアダプターで問題ないかなーと思ってたのですが、レンズがせり出して来た途端ガツンとアダプターと干渉してレンズが最後まで繰り出されません。あいたた、また取り付けアダプターを新調せんといかんのかい。

ネットで調べてみると、取り付けアダプター7200円、アダプターを望遠鏡に取り付けるためのアタッチメント2300円、アダプターとカメラをつなぐアタッチメント1700円、しめて合計11200円、うわっ高っ!!

しかし、躊躇している暇はないので早速ネット購入しました。到着は約1週間後ということで、その間は結局今のデジカメを使うことに…。

 

ということで、火星日記なのになぜかデジカメの話ばかりとなりましたが、デジカメを買った7月25日は久方ぶりに晴れ間が指したので「こりゃ今夜は期待できるぞ」と夕方から望遠鏡をベランダに出して外気に馴染ませておきました。さすがに6時間以上も外に出しておけば筒内気流はなくなるでしょう。

 

 

今日の火星は大体シレーンの海当たり見えるようです。ここは火星の中でも目立った模様が少なく、前回の大シルチス付近とは対照的に大変寂しいエリアです。

だからと言うわけではなかったのでしょうが、夜になるとまたもや空には一面の雲が??怪しい雰囲気が立ちこめてきました。その怪しさは時間を追う毎にますます強くなり、火星が見え出す22時半頃になると分厚い雲がひっきりなしに流れていきます。かろうじてホンの一瞬火星が姿を見せることもあるのですが、カメラを取り付ける間にまた雲に隠され写せないといったパターンで時間が過ぎていきました。

結局、この日は観望&撮影は中止し、ニューデジカメでの夜間撮影に興じることに。今のカメラでは夜間は全くと言っていいほどピントが合わず夜景モードで撮ったとしてもろくな写真にならなかったのですが、コイツは違う!!ピントはちゃんと合うし、露出時間16秒が効いて夜景モードで撮るよりも自然な表現が可能になりました。まぁ、これだけでもよしとするかな。

 

 

7月25日23時50分頃の火星面(上が南)

中央のやや目立つ黒い模様が「シレーンの海」。

「火星くるくる」で出力した画像をキャプチャしました。

雲の晴れ間の火星

 

7月25日 23時58分撮影

 

望遠鏡の向いている先にある光が火星です。この日はこんな感じで雲が出てきて、最終的には完全に雲まみれになりましたので、この後すぐに撤収しました…。

明日に期待しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

【いよいよ本番? 〜7月26日〜】

 

25日から26日にかけての夜は、結局雲に覆われてまたも観測の機会を逸してしまいましたが、26日から27日にかけての夜こそは何としても観測にこぎつけたいところ。最近日の目を見なくなったあの怪しげなてるてる坊主に登場してもらわないといかんかなぁ、と思い始めていたときですが、ようやく待望の晴れた夜空に巡り会えました。

この日も当然夕方から望遠鏡をベランダに出しておき、外気に馴染ませておきます。本来ならクーラーの効かない部屋で観測するのは地獄以外のなにものでもないのですが、不思議とここ数日はまるで秋を思わせる気温で、湿気もなく快適な観測ができそうです。燃えてきたぜ!!

 

 

今日の火星も昨日とあまり変わらず、シレーンの海当たり。もちろん、時間が経てば火星の模様も逐一変わっていきます。

夜になっても雲は出てくることなく、また風も出ていない様子。昨日は雲の切れ間に火星を見たものの、上空の風が影響しているのか結構像が揺らいでいて何が何だかよく分からないオレンジ色の物体といった感じでしたが、今日はビシッと見えるのではないでしょうか。ほのかな期待が夜の観測への楽しみを増幅させます。

火星が自宅のベランダから顔を出すのは大体22時45分頃ですが、出たての頃は低空のため大気の影響をモロに受けて像が揺らぐので、ある程度落ち着いた頃を見計らって約1時間経ってから見てみました。おおっ、結構しっとりした火星が見えるではないですか。何と言っても目立つのは乳白色に輝く南極冠です。明らかに「火星くるくる」で出力した画像よりも大きく、ホントに火星の季節は夏なのか?と思ってしまいます。

 

 

7月27日00時00分頃の火星面(上が南)

中央のやや目立つ黒い模様は「シレーンの海」。

「火星くるくる」で出力した画像をキャプチャしました。

 

ただし模様は相変わらず見にくい見にくい。火星の模様は淡くて低倍率では本体の赤い光に溶け込んでしまうんですよね。なので、高倍率にして火星の輝度を落とし模様のコントラストをあげるのが望ましく、口径(mm)の2倍〜2.5倍程度をかけるのがベストなのです。昔使っていた10cm(100mm)だと200倍ぐらいでちょうどいい案配でしたが、20cm(200mm)で200倍は口径の1倍。これだとまだ本体の光が強すぎて模様が埋没してしまうのです。かといって、400倍もかけてしまうと大気の影響を受けすぎてもはやまともな火星は見えません。大体300倍でもユラユラしてしまうのですから。

これだけ像が落ち着いているのなら写真も結構写ってくれるかもしれません。早速カメラを取り付けて撮影を始めました。展開する戦法は「とにかく写して写して写しまくる」作戦。下手な鉄砲も数打ちゃ当たる…ということで。銀塩写真だったらとても出来ない作戦で、デジカメだからこそ可能な技でしょう。さらには撮影枚数を重ねるともしかしたらコンポジット(画像を重ねて画像粒子を低減する方法)の材料になるかも。いろんな期待を込めていざ撮影ぞ!!

 

本日の火星(7月26日 23時58分撮影)

望遠鏡の向いている先にある光が火星です。

 

ピッピッピッピーカシャ、ピッピッピッピーカシャ、ピッピッピッピーカシャ、ピッピッピッピーカシャ…、暗闇に延々とこだまするタイマー撮影のビープ音。隣近所に迷惑かけていないか心配しつつ、取り憑かれたように撮影を重ねました。

撮影枚数5分の間に25枚。さぁ、これだけ鉄砲を撃った成果を早速PCで見てみました。どうよ!?

…二重惑星ゾラ!?

 

なんと言うことでしょう。シャッター速度が遅いのが災いし撮影中に火星が動いてしまってぶれた画像になっているではないですか。

…いや、原因は分かってます。極軸が合ってないから火星がずれていくのです。だってベランダからは北極星が見えないんだもの…。

FinePixはシャッター速度を任意に設定できず、1/8秒よりも速いシャッターが切れないのが泣き所。これが、もう少し本格的なデジカメが欲しくなった理由でもあるのですが、かと言ってニューデジカメは望遠鏡に取り付けられないし…。うーーん、悩ましい!

あっそうだ!古式コリメート法があるジャン。これだ、コレで行こう!!

 

最近はカメラを望遠鏡に取り付ける道具が普及して容易に接眼レンズにカメラを合わせやすくなりましたが、昔は左の写真のようにカメラを三脚に付けて接眼レンズに合わせていました。これこそ昔ながらのコリメート法撮影です。望遠鏡とカメラは連動しないので時間が経つ毎に望遠鏡が動くとそのたびにカメラも動かさなければならず、カメラの焦点に天体を持って行くのは結構大変でした(^_^;

ニューデジカメを三脚に取り付けて撮影に取りかかりましたが、やっぱり接眼レンズに合わせるのは一苦労で、なかなか液晶表示に火星が入ってきません。早く取り付けアダプターが欲しいところです。4、5分は格闘したでしょうか、やっとのことで液晶に火星が入ってきて撮影です。こちらのデジカメはシャッター速度の調整ができるので高速シャッターも問題なく切ることができ、だいぶん模様が写しやすくなりました。

ファーストライトの時よりもマシな写真を撮ることが出来てちょっぴり満足でした。

 

 

7月27日の火星(00時13分撮影)

 

上(南)に白く輝く極冠が大変目立ちます。模様は、はっきりと写っているわけではないですが、一応薄黒く写ってくれました。

 

 

 

 

 

 

【火星観測は薄曇りを狙え 〜7月27日〜】

 

翌7月27日から28日にかけての夜もまぁまぁの天気。ちょっと薄曇り模様ですが、実はこんな天気を待っていました。火星の表面は輝度が非常に高く、淡い模様が溶け込んでしまうのは上で書いたとおりです。おまけに20cmともなると200倍ですら火星表面はまだまだ明るく、かといって倍率を高くすれば大気の影響で像がぼやけてしまう…。何というジレンマ!!

ところが薄い雲がかかっていると、模様のコントラストが高くなって見やすくなるのです。もちろん厚い雲だと減光度が強くなって模様どころか火星そのものが見えなくなります。雲がかかっているのかいないのか微妙な薄曇り、これがミソ。

 

 

ということで早速観測。ベランダに出るとなぜかコオロギの音色が辺りに響いていました。今は本当に7月ですか!?

望遠鏡をのぞいてみると、雲によって少し暗くなった火星がコントラストよく見えます。本体の上(南)半分がうっすら黒ずんでおり、シレーンの海が右側(東)にあるのが分かります。「火星くるくる」ではシレーンの海はちょうど中央付近に見えるはずですが、少しずれているのかな?

下(北側)は見事なほど何にも見えません。これが大ベテランの目だったら、「おおっ、あちこちに運河が見える」とでも言うのでしょうが、自分の目では無理だわね。

ある程度像が落ち着いているのを確認して、恒例の写真撮影に入ります。今日は少し暗めなので今まで使っているデジカメのシャッター速度でも露出オーバーすることはないでしょう。露出オーバーさえしなければ、今のデジカメは色表現がきれいなのであわよくばいい写真が撮れるかもしれません。

展開する作戦はもちろん「撮って撮って撮りまくる作戦」。撮影結果は一切気にせず一心不乱に撮りまくりです。

 

7月28日00時00分頃の火星面(上が南)

中央のやや目立つ黒い模様は「シレーンの海」。

「火星くるくる」で出力した画像をキャプチャしました。

 

雲がかかっているので、同じシャッター速度でも明るく写ったり暗く写ったりして、ひっきりなしに雲が火星を通過していくのが分かります。どちらかと言えば暗めに写った方が模様が分かりやすいのですが、あまり暗いと模様と本体の写し込みが十分でなく、模様がないところなのにどす黒く写ったりするので結構気を使います。とは言ってもこのFinePixは露出調整できないので、写り具合は神のみぞ知るところですが。

この日の撮影枚数は150枚ほどでしたが、その中で見るに堪えられそうなものは1/3以下の40枚ほどで、更に琴線に触れるような写真は10数枚ほど。これは自分の腕が悪いのかそれとも火星撮影が難しいのか…。下手な鉄砲は数撃ってもなかなか命中にはほど遠いようです。

 

 

 

7月28日の火星(00時30分撮影)

 

前回の写真と比べるとかなり暗めになりました。自分としては、模様が分かりやすくて好きなのですが、いかがでしょう。

 

 

 

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