水星日面通過(2006.11.9)の様子
2006年11月9日に、水星の日面通過がありました。これを逃すと次に見られるのは26年後と言うことですので、前回の雪辱もこめて見てみました。
今回の現象は日の出前から始まっていて、日の出後2時間ちょっとしか見られないという短い時間でしたが、それなりに楽しめました。ただ、出て行く様子は
雲に覆われてしまって見られなかったのが残念。
全体写真
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2006年11月9日 8時14分撮影 左の赤い矢印の先に見える小さい点が水星です。この後左斜め上の方に移動していきます。金星と比べるとかなり小さく、微少黒点と見間違いそうです。場所が分かれば7×50のファインダーでも見ることができました。 撮影データ 望遠鏡: PH130SS 架台 : EM200 使用アイピース: LV15mm 使用カメラ: オリンパスC5050(広角端) 撮影方法: コリメート撮影 カメラの絞り/露出: f3.6にてオート露出 (よく覚えてません・・・) |
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2006年11月9日 8時38分撮影 上の状態から約25分後の撮影です。雲が出始め、一定間隔での撮影ができませんでした。 先ほどよりも左斜め上に移動しているのが分かります。 撮影機材 望遠鏡: PH130SS 架台 : EM200 使用アイピース: LV15mm 使用カメラ: オリンパスC5050(広角端) 撮影方法: コリメート撮影 カメラの絞り/露出: f3.6にてオート露出
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2006年11月9日 8時53分撮影 上の状態から今度は約15分後の撮影です。だいぶん太陽の縁にさしかかってきました。 撮影機材 望遠鏡: PH130SS 架台 : EM200 使用アイピース: LV15mm 使用カメラ: オリンパスC5050(広角端) 撮影方法: コリメート撮影 カメラの絞り/露出: f3.6にてオート露出
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拡大写真
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2006年11月9日 8時31分撮影 全体写真の撮影の合間に、部分拡大して撮影してみました。下の方に2つの小さな黒点があり、接近している様子です。黒点と比べると黒さが違うことが分かります。 撮影データ 望遠鏡: PH130SS 架台 : EM200 使用アイピース: LV6mm 使用カメラ: オリンパスC5050(広角端) 撮影方法: コリメート撮影 カメラの絞り/露出: f2.0にてオート露出 |
2006年11月9日 8時43分撮影 10分経過後の状態です。やや太陽の縁よりに移動しているのが分かります。全体写真との交互撮影で、アイピースを取っ替え引っ替えしたので、カメラの構図が一定していません。 撮影機材 望遠鏡: PH130SS 架台 : EM200 使用アイピース: LV6mm 使用カメラ: オリンパスC5050(広角端) 撮影方法: コリメート撮影 カメラの絞り/露出: f1.8にてオート露出
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動画
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2006年11月9日 09時06分31秒〜9時10分40秒撮影(動画は約09時08分までの1分半です) 撮影から1分半後には雲に覆われてしまい、残念ながら出て行く様子は撮影できませんでした。見て面白いものではないですが、いよいよ太陽の縁に接するぞ!!と言う前にブラックアウトしてしまった悲しみを味わってもらえると幸いです。 ちなみに、動画は20MBありますのでブロードバンドでの鑑賞(??)をお奨めします。動画はこちらから。 |
オリジナルの動画は640×480、15fpsで撮影しましたが、ファイルサイズの関係で320×240 1fpsの動画に変更しています。また動画スピードも4倍に速めて
います。雲の流れが連続的でないですが、あらかじめご了解下さい。