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ク ロ 生まれついての下っ端犬?〜

 

 

元々は他の家で飼われていた犬ですが、たびたび自分の実家に寄っては食事をしてタロウやトムたちと遊んで帰っていくというパターンを繰り返したあげく、いつの間にか居座ってしまいました。居座るクロもクロですが、飼い主も飼い主。普通だったら引き取りに来るなりなにかしら相談があってもいいのではないかと思うのですが…。

これまで何度も足繁く通っては我が家の犬たちと遊んでいたので、それほど違和感なく我が家の環境に溶け込んだのですが、どういうわけかみんなからは下っ端扱い。あの臆病なトムでさえクロを前にすれば先輩風を吹かし、はるかに年下なメリーからも格下扱いされる始末。唯一、にらみを効かせることができる相手がネコとは…、悲し過ぎるぞクロ!!

これは、クロを男にしなければ。男らしくするためにはまずは自覚させることが大事です。それは日々のしつけの中で養っていかなくてはなりません。

しかし、下っ端的存在とはいえすでにクロは成犬の域にあったので、今更しつけをしようとしても全く言うことを聞いてくれません。散歩に連れて行けばまるであさっての方向に行って戻ってこないわ、お手をせいっちゅうのに腹を見せるわ。男らしい面と言えば、雌犬に対して欲情するぐらい。おいおい、そうじゃないだろう!

ダメです、しつけはすぐに諦めました。大体放任主義がモットーの我が家がしつけをやろうなんて無理があったんです。コイツの性格をみると、改めてタロウの偉大さが分かります。お前もタロウの爪のあかを煎じて飲め!

 

 

 

クロ流「お手」スタイル

 いやーーん、恥ずかしいぞ

 

とにかくトリッキーな動向に苦労させられるクロですが、それがかえって周りをにぎやかにしてくれるのでムードメーカーとして抜群の存在感でした。キョトキョトと落ち着きない行動も、常に自分をアピールするためのデモンストレーションなのでしょうね。憎めない性格です。

願わくば、もう少したくましく男らしく生きてくれれば…。いや欲情の赴くままに生きるのではなくて、さ。

 

 

 

 

 

 

 

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