キ ジ その存在はまさに空気のごとく〜

 

 

<夫婦はお互い空気のような存在が一番イイ>

昔の偉人はこう述べたと言います。実に名言です。会話がなくともお互いの存在はちゃんと認め合う…、我が家庭も是非こうありたいと願って止まない今日この頃です。

もし、キジ(♀)が人間だったらこの偉大なる言葉を具現化した夫婦像が築けるに違いありません。それ程にキジは自分の存在を消し、置物のようにじっとしているネコです。

 

 

グレイトマザーの話によればキジがいつ頃実家に住み始めたのかは定かではないようです。フラッと実家付近にやってきて、しばらく家の前で飯を食べていたのが、空気のようにフラッと家の中に入ってきて、あたかも昔からそこにいたかのような雰囲気をまとって暮らし始めたと言われています。

ただ、これだけは言える!とグレイトマザーが豪語していたのは、

@キジはきっと飼い猫だった

Aキジはきっとハイソサエティな家庭でぬくぬくと育ったに違いない

Aキジはきっと捨てられたに違いない

「何で?」と聞くと

@人を怖がらない。人慣れしている(な、なるほど?)。

A来たときからデブだった。しかもウチのネコマンマを食べない。

高級なネコ缶しか口にしない(何と生意気な)。

Bコイツ無愛想。きっと家族から愛されず、捨てられたのよ(ホント

かなぁ?)。

 

他のネコと群れることなく、常にアウトローを決め込み部屋の片隅のかごの上で箱座りするキジ。初めてキジを見たとき、「剥製か?」と思いましたが、指でつつくと「何だよ?」とにらまれました。どうやらコイツも自分と同様、己の時間を一番大切にするヤツなんだなぁ(→だから、人に抱っこされるのも大嫌い)。なので、一匹ポツリといたとしても、哀愁なんてありません。一種のハードボイルドっぽさが漂います。

まぁ、たまにはこんな感じで撫で撫で要求をすることもありましたが、こんなことは稀でしたね。

それにしてもこの巨大さ!来たときからこんな体格だったそうな。

 

そんなキジもタロウとは気があったようで、右の写真のようにぴったり寄り添う光景がよく見られました。まぁ、このころはタロウもおじいちゃんなら、キジもおばあちゃんに近い年齢だし、昔からの古株同士なので仲良くなっても不思議ではありません。

 

 

 

あまり表に出ることのない、本当に地味なネコですが1日1回はコイツの様子を見ないとなかなか落ち着きません。そう、キジは実は酸素発生器なのです。

こんなネコが実際の人間だったらなぁ。。。

    

 

 

 

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