チ　ビ　〜１９９９年のＭＶＰネコ〜

自分が出張で長期間不在だったときに、グレイトマザーが近くの公園で拾ってきたネコだそうです。 「よくネコを拾ってくるなぁ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし我が実家の周りではむやみやたらにネコを捨てる輩が多くて、その度に面倒を見ることになるのです。 「拾わなきゃいいじゃん」と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、あのアイフルのＣＭに出てくるチワワのくぅ〜ちゃんを思い起こしてごらんなさい。捨てられたネコのあの潤んだ瞳で見つめられると、もう気になって気になってしかたがありません。一度は心を鬼にしてその場を離れたとしても、頭の中は捨て猫のことでいっぱいになり「気温がかなり低いけど、寒い思いをしていないか」「お腹を空かしていないか」…、そんな最悪のイメージを繰り返した挙げ句、ありゃりゃ拾ってきてしもうた、なんてことになるそうな。 いや、分かる！　きっとこのホームページを見てくれる人は皆そう感じているに違いない！（断言） そんなわけで、拾われてきたグレーが鮮やかなこのちびネコ、そのまんま「チビ」と命名されてＹ−ｄａ家の一員となりました。 下の写真を見て下さい。このあられもない無防備な姿。誰かが座るとどこからともなくイソイソとやってきて、膝に乗ったかと思えば、こんな風にべろーんとするのです。か、カワイイ！ そのあとはもうこちらのなすがまま。前足を持って左右にヨイヨイヨイ、ヨイヨイヨイ、と弄ぼうが、でっぷりしたお腹をなで回そうが、クリッとした目でただ見つめ返すわけです。お前は１９９９年のＭＶＰネコに決定！ ちょっとおとぼけの入った愛嬌のあるネコだったので、拾い主のグレイトマザーも久しぶりのヒットネコと鼻高々。嬉しさもあってか、とにかく色んな呼び名で呼ぶのです。「チビ」から派生して「チビコちゃん」「チィコちゃん」「チ○コちゃん」… 「ち、チ○コちゃん、ですかぁ！？」　 そ、それはまずいぞ、グレイトマザー！　お願いだからその名前だけは家の中だけにしてくれ！ …
さて、このチビのキャラクターは内外問わずに絶賛され、このべろーんな姿がウケて、その年の夏にネコトモさん（仮称）のお友達に引き取っていただくことになりました。その方の家でチビはミルミル大きくなり、何と５ｋｇオーバーしたとのことです。 おいおい、全然チビじゃないじゃん！！ 相当栄養がある食事をしているのでしょうねぇ。目指すはたまにＤＩＹ店で開催されている「Ｂｉｇネコ　コンテスト」の優勝？頑張れ、チビ！

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