コ ゲ 〜偉大なるヤンママ〜
1999年に上の写真のような足取りで我が家にやって来てそのまま居候し、晴れてネコトモさんに里親となってもらったネコです。トラやババァ、ミケたちと違ってそれ程長い付き合いではなかったんですが、おそらくコイツほどディープな記憶を植え付けたネコはいないでしょう。 |
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で、もう一回我が家にやってきた頃のコゲを。 焦げ茶がベースでところどころに薄茶色のトッピングが入ったような体毛だったので、文句なく「コゲ」と命名されました(女の子なのに…)。もちろん名付け親はグレイトマザーです。グレイトマザーの前では、男であろうと女であろうと全て感性に訴える名前しか付けられません。別の意味で男女平等ですか。 さてこのコゲ、写真では結構大きく見えますが、来た当初は手のひら3つ分ほどの大きさで、ネコトモさんにもらわれた翌2000年2月時点でもそれ程変わりませんでした。人間で言えばそう15,6歳。花も恥じらう女子チューガクセーかコーコーセーだと思っていました。 Y−da家在宅時は大人しいとは言えあまり愛想がなかったので、無事引き渡せるのか心配ではありましたが、一応ネコトモさんも気に入って頂けたようでひとまずホッ…。これからは新しいご主人の下で幸せに暮らすのよ。 |
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おそらくこれだけだったら、コゲはワタシの記憶にあまり残らなかったでしょう。もらわれてから2ヶ月後の4月、耳を疑う事件が起きたのです。 休日の春らしい暖かい日差しのお昼前、ベランダで静かに読書していたときに1本の電話が…。はぁ、、、また会社から呼び出しかと思いきやネコトモさんです。珍しい、何か面白いネコ本でも手に入れたのかな?と思って電話に出ました。 Y:
「も、もしもし?あ、どうもお疲れ様です。どうしました?」 ネ:
「あ、あのー、産まれたんです…」 Y: 「はいっ!??」 ネ: 「そ、そうなんです。コゲが仔猫を産んじゃって…」 Y: 「あぁ、コゲですか(ホッ…)。あービックリしました、コゲなんですね。…ってコゲがぁ!??」 何ということでしょう、女子チューガクセーと思っていたコゲは、実は受け渡しの時点でヤンママだったのです。 取るものもとりあえず、ネコトモさんの家を訪問しました。そこには…、 |
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何ともつぶらな仔猫が二匹。か、かわいい。カワイイけど素直に喜べないこの事実。コゲよ、一体お前の旦那は誰なんだ。って言うかお前は女子チューガクセーではなかったのか??マセ過ぎもここまで来るとシャレにならんではないか(話に聞けばそろそろ避妊を考えていた矢先だったと)。 結局、しばらくはコゲと一緒に育て時期を見て里親を探すという結論に至りました。今更ではありますが、ネコトモさんにはホントに申し訳なかったと思います。 それからのコゲ&子どもたちがどうなったかと言いますと…。確かキイロの仔猫が知り合いの方にもらわれていって「りんぞう」という名前で可愛がられているそうです。以前写真を見せてもらったんですが、むちゃくちゃ巨大ネコに仕上がっていました。黒ブチのネコは「ウシコ」と命名され、今も親のコゲと(+お友達が飼っているネコと)仲良く暮らしているようです。こちらも体格的にはコゲよりも大きくなってどちらが親か分からないぐらい。じゃらしを差し出せば右へ左へ飛びまくり、とてもお嬢様とは思えないおてんばぶりを発揮しているようです(注:2002年時点)。 そして偉大なるヤンママ コゲは、仔猫を産んだとは言ってもやっぱり遊びたい盛り。ウシコたちと入れ替わり立ち替わりじゃらしを追いかけたりして暴れまくるときもあるそうな。でも、ウシコの毛並みを整えるその仕草はやっぱりお母さんの風格が感じられます(しつこいようですが、2002年時点)。 これからもコゲ、ウシコと友ネコの健やかな成長を願っています。 あとは写真集をちょっと。 |
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