アサヒ スパークス

 

アサヒの発泡酒と言えば2001年2月に発売された「本生」が大ヒットしましたが、その味付けは「Smooth and Taste」。直訳すれば「滑らかで味がよい」ということですが、多分に「まろやかで味がよい」なのではないかと。そう思ってアサヒのHPに行って確かめましたが、コイツのキャッチコピーは「キレがあってしっかりうまい」でした。まだまだ英語の修行が必要ののようです。

さて、主題の「スパークス」は本生が発売されてから丁度2年後の今年2月19日に発売されました。その名からイメージできる通り、スパークスは「クリアな味と鮮烈なのどごしの発泡酒」ということです。

このところまろやかな発泡酒を好んで飲んでいる自分ですが、新商品が出たとあっては見逃せません。早速(とは言っても発売されてから結構経っちゃいましたが)アサヒ本生と飲み比べてみました。

アサヒ スパークス(生) 350ml

スパークスの外観は写真の通り銀色で統一されていて、「Sparks」の文字が斜めに入りいかにも「スッパァァァクッッ!!」と言わんがばかりのレイアウトです。ちなみに正面から少し右に回すと「アサヒスパークスはクリアな味と鮮烈なのどごしの云々…」と、この発泡酒のコンセプトが書いてあります。

価格は他の発泡酒と横並びで、特に高くもなく安くもなく。発泡酒が一時期安かった頃が懐かしいなぁ、としげしげ…。

さて飲んでみた印象ですが、まず本生を飲んでみると「キレがある」と言う割にはすんなりとのどを通過するちょっと薄味感覚。しかし、その後口の中にピリピリした刺激が口の中にジワーッと広がります。ビールと比べると最後に甘みが残るのが気になりますが、最後のジワーッが自分としてはお気に入り。

そのジワーッに余韻を残しつつ、次にスパークスを飲んでみます。すると飲むやすぐにビリッとした感覚が舌に残り、スッと引いていくような印象です。そのため、本生で気になった最後の甘みもあまり感じません。この後に本生を飲んでみると最初の刺激のなさが顕著になりました。家内曰く「本生薄いね」。だからといって、グイグイ飲んでもらうと困るのだが…。

他の銘柄で言うとマグナムドライと似たような飲み味ですが、マグナムドライからコクを取り除きすっきりした味わいのように思います。アサヒスーパードライの発泡酒版といったところでしょう。そういえばコンセプトも「クリアな味」と明言しているし。

スパークスは、味は他の発泡酒と比べて変わっているわけではありませんが、グワッときてスッと引いていく飲み味がまさに実に明快です。夏の暑い中汗をいっぱいかいて、更に風呂に入ってむちゃくちゃのどが渇いた後にコイツを飲むと、「かーっ!!旨ぇぇぇ!!」と言ってしまうこと受けあいです。そう考えると、この発泡酒は夏に出てきて良かったんじゃないかな、とも思ったりします。

 

 

 

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