粋 生 ピュアグリーン

 

  

粋生は、インターナショナルブランドジャパンという大手4社とは別の販売網から展開される格安のビール/発泡酒です。現在店頭に並んでいるのは(おそらく)粋生、粋生ドライの発泡酒2品と粋生プレミアムモルトのビール1品だと思います。今回紹介する粋生ピュアグリーンは発泡酒シリーズの派生版で、糖質を60%オフにした健康志向の発泡酒です。

粋生は、発売当初その安さにつられてガンガン飲んでいた時期がありました。しかし、飲んでいくにつれてイガイガした喉ごしが気になるようになり、加えて他の発泡酒が矢継ぎ早に新製品を出してきたこともあって、飲むのをとんとご無沙汰していた次第です。ピュアグリーンもつい先日自分のHPの掲示板に書き込み紹介があってようやく知ったもので、それまでは全く気づきもしませんでした。発売はどうやら2004年の5月か6月ぐらいのようです。販売店にはちょくちょく顔を出していたんですけどねぇ。教えて頂いたグリーンさんにはホント感謝します。

ということで、ここのところすっかり安さに負けてスーパーブルーばかり飲んでいる自分ですが、安さでは全然ヒケをとらないこの粋生シリーズ、久しぶりに飲んでみようと思います。

ピュアグリーンの特徴は、先ほども書いたとおり従来の粋生よりも糖質が60%カットされていることです。糖分が気になる方には願ってもないものと言えそうです。また、糖質が少ない→甘みが少ない→さっぱり感があるということで、女性にも飲みやすいものであることが予想されます。アルコール分は従来品より1%低い4.5%。普通に飲んでもほろ酔い気分になれそうです。

 

粋生ピュアグリーン(355ml)

店に行ってみると、あっ、ありましたありました。まるで昔からそこに置いてあるように陳列棚を占めてます。うーん、おかしいですねぇ。結構目立つ場所にある上に、グリーンの派手派手デザインだから気付かないわけないんですが。最近、そこにあるのになぜか気付かないということが自分によくありますので(ポルターガイストの仕業だと思っているところがニクイ)、このピュアグリーンもその手のマジックに引っかかったのかもしれません。

さて飲んでみましょう。あっグビッと…。

やっぱりさっぱりしてますね。最初の飲み口こそシュワッとした刺激が口の中を包んで「辛っ!!」と感じますが、すぐにスッと引いて水のごとく喉を通っていきます。苦みがありませんし、糖質が抑えられているだけあって嫌みな甘さが残ることもありません。これまでの粋生シリーズと比べても、イガイガした喉ごしではないので清涼感があり、大変飲みやすいと思います。これに近い飲み味と言えば、キリンの淡麗アルファですね。淡麗アルファは値段が高いくせにあの飲み味とは全くけしからん話ですが、同じ味わいでも価格が安いとつい許してしまいます。

しかし、これはちょっと薄すぎでしょうか?「コクがない」というのはメーカーも認めているようですが、ここ最近スーパーブルーのこってり焼酎ブレンドに慣らされている身には、味が淡泊に感じられるのは否めません。炭酸で刺激感を醸し出しているものの、飲んだ後の余韻が残らないのです。これから冬の鍋シーズンを迎えるわけですが、鍋をつつきながら一緒に飲むとちょっと粋生の味がかき消されそうです。飲むなら夏でしたね。アルコール分も少なくガンガン行けそうですし。

発泡酒に、深みを持った3次元的な味わいを求めるのは無理なこととは言え、もうちょっと味に凝ってくれればもっといい出来に仕上がったのではないかと思います。ただ、メーカーとしてはコーン以外の副原料を使用せず(おそらくは麦の)美味しさを追求することを粋生のコンセプトにしているとのことですので、味付けするのは難しいかな?粋生を飲む人は、そのあたりの商品コンセプトをしっかり理解して飲む必要があるようです。

 

 

 

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