サントリー 秋生シリーズ
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＜２００６年版＞ |
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２００６年の秋生も、コンセプトとしては昨年同様のようです。ロースト麦芽を使用して香ばしさを出し、麦芽使用量を普通よりも多めにして、飲み応えを重視した発泡酒です。 いざ飲んでみれば、舌に少し刺激がくるものの、全体的には水で薄めたような中途半端な味で（ドラフトワンに通じるモノがある！）、特段これは、というものがないのは寂しいことです。去年感じられた後味のとげとげしさは、今年は丸められていますが、変に甘ったらしく、ローストし損なった麦芽ではないかと思うような妙な味が喉の奥に染みつきます。味、喉ごし、フィニッシュ、どれを取ってもオススメできる要素がありません。 去年もそうなのですが、秋生はこんがり路線に入って頭を傾げたくなるような発泡酒になったと思います。味わい路線に戻った方がいいんじゃないでしょうか。 |
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昨年は春夏秋冬全ての限定発泡酒を出したサントリーですが、今年は夏の限定を雑種に切り替えたため、ひょっとしたら秋生も姿を消すのではないかと心配していました。しかし、サントリーはさすがに歴史の長い秋生を打ち切ることはせず、今年も発売してくれました。 今年の秋生はこれまでの味わい路線に少し趣向を凝らして、ロースト麦芽を使用してきました。「こんがり」はもちろんこのロースト麦芽をさしていて、これにより香ばしさを盛り込んだ味わいをアピールしています（専用サイトより）。ロースト麦芽というと黒ビールではお馴染みですが、飲むとたしかに焦げたような味がします。従来の秋生はまろやかでコクのある味わいが魅力でした。これに新たな味わいが加わるとなると、今回の秋生は結構面白い味になるのではないでしょうか。ちょっと期待したりします。 パッケージの方は、秋定番とも言える夕焼け色がベースです。これを見ると残暑は厳しくても秋が来たなーと感慨深くなったりします（？） では飲んでみましょうか。グビっと・・・。うーん、やはりロースト麦芽が加わっているため黒ビールに似た味わいがします。極生 黒を普通の発泡酒とブレンドしたような味です。飲み口そのものは苦みが強いですがコクが少ないのでさっぱりしています。昨年少ししか感じられなかったサントリー独特のクセは今回ほとんど感じられません。気になるのは飲んだ後ちょっととげとげしさが喉の奥に残ることです。サントリーはまろやかな発泡酒を作るのがうまいので、秋生にももう少しまろやかさを加えてよかったのではないでしょうか。特に昨年の秋生はコクとまろやかさが十分に出ていて、発泡酒とは思えないほどの深い味わいがあっただけに、今回のこの味わいはある意味疑問です（やっぱり市場に受け入れられないのでしょうかね）。 今回はロースト麦芽を使用したことでこれまでの秋生とは違う味わいになっているのはたしかですが、飲んでみればちょっと度数の高い普通の発泡酒になってしまった感がぬぐえません。自分としてはクセのある昨年の秋生が良かったと思います。 |
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今年も出ました。秋限定の「味わい秋生」。今年はついに夏限定の「夏生」を発売し、これでサントリーは各季節の限定発泡酒を揃えたことになります。個人的には夏生は炭酸を強めただけの無機質な味だったのですぐ飽きてしまいましたが、歴史の長い秋生はそれなりに実績がありますので昨年よりも洗練された味わいになっていることが期待されます。 味わい秋生の一番の特徴はアルコール分が６．５％という高い度数を持っていることです。これは醸造時に糖分を高めてアルコール分を強くしているものと思われます。何と言っても「食欲の秋」です。炭酸の強い発泡酒だけでお腹を満たすわけにはいきません。食欲を煽る季節だからこそ多少アルコールを強めても酔うことはないのです（？） パッケージは赤色基調の、紅葉をイメージしたモノです。秋生シリーズというよりも「秋」のスタンダードなのでしょう。この後に紹介するキリン「秋味」も同じようなデザインですが、濃い赤色に力強さを感じます。 飲んでみると、舌を刺激するピリピリ感はなく甘くまろやかな味わいでコクも十分あります。ただ、去年飲んだものからすると、サントリーのクセがちょっと少なくなりましたか？大分飲みやすくなったような気がします。ここらあたり最近のサントリーの味が万人向けになってきたような印象を受けますが総じて美味しいです。６本セットを買っても１ケース買っても損はしないでしょう。アルコール分は６．５％と言うだけあって空きっ腹で飲むとたちまち頭が回ります。飲み過ぎには注意しましょう。 サントリーの製品は手堅くまとめていて味もイイ線いっているものが多いと思うのですが（タマに「楽膳」シリーズとか訳の分からないもの出しますが…って、あれ？楽膳はいつの間にかカタログから消えてる…）、販売が伸びないのはナゼなんでしょう？もっと売れてもよさそうなものですけどね。 |
