鏡筒は艶のある白色で、なかなか悪くありません。メーカのHPで写真で見たときはデザイン的にイマイチだなと思ったものですが、実物は割とスタイリッシュです。フード部に色つきのラインがあればアクセントがついていいな、と思いますので、勇気があればいずれラインテープでも貼ってみましょう。
その他、感じた点は別にインプレ設けてそちらにずらずら書きたいと思います。
それにしても見れば見るほどこの大きさは壮観です。箱に加えて鏡筒もこんなにデカイと家内も分かるよ。オプション作戦その2として「昔買った望遠鏡がひょんなところで出てきたんだ」と、ますます苦しい言い逃れも考えておく必要があるでしょう。
ところで、先日のミッションで「すり替え作戦は18日土曜日決行」と予定していたのですが、こうして実物を見れば一刻も早くファーストライトをしたい気になりました。幸いにも届いたこの日は晴れ。「さぁ見てみんかい」と言わんがばかりの天気で、自分をアツク誘います。そして、これに乗るのが自分が自分で有り続けるもう一つの理由です。今日お持ち帰りしてみましょう!
その前に作戦を練らないといけません。要は家内の隙をついて持ち込めばいいわけです。家内がいない時間を作り出すにはイオにもご協力頂いた方がいいでしょう。すなわち今日はイオの風呂入れを家内にやってもらえばいいのです。イオの入浴に要する時間は約15分。頭の中でのすり替えのシミュレーションをした結果、持ち込み後の偽装も含めて5分もあれば完了することが分かりました。完璧です。
ますますせこくなってきている自分が悲しい
と思うのですが、それはこの際置いときます。
で、会社の仕事も終わり、いよいよすり替え作戦の時がやって参りました。実家のクルマ(スズキ Kei)を借りて、1mにも及ぶ箱を積み込み・・・、入らん!!横向きでは入りませんでした。後部座席を倒して、荷室の対角線上でギリギリ入るサイズです。やっぱデカすぎ。
家に帰宅後は、何気なく「今日は母ちゃんに風呂入れてもらえ」とイオに囁き囁き、そこはかとなく家内へのすり込みを開始します。先方は別段疑う様子もなく、「しょうがないなぁ」といった感じでイオを風呂に入れ始めました。滑り出し順調!
そして、イオのお風呂が始まったときから、いざ作戦決行!
部屋にあるED115Sの箱を小脇に抱えて駐車場まで走り抜け、Keiに積んだホタロンの箱と取り替えて、きびすを返してホタロン小脇に部屋へと舞い戻る。
不審な物音が立たないよう静かにドアを開け、抜き足差し足忍び足でホタロンを部屋に持ち込んで、ED115Sが置いてあった場所に慎重に(×3)ホタロンに置きかえる。風呂場から「そろそろ上がるよー」のコールが来ないだろうか!!額をつたう幾筋もの汗!!
ずれた位置を微妙に調整し、近くにあったシートを被せてお隣さん(赤道儀の箱)との境界線をぼかし、さらには念には念をいれよとばかりに、箱の上にあれこれ機材を置いて、ますます境界線を不明瞭にするという狡猾さ。
結果は何とシミュレーション通り5分30秒!満足げに頷く自分。
見計らったように「そろそろ上がるよー」と風呂場から上がるコール。「おーし、分かった−!」。じたばた暴れるイオの寝間着着せに四苦八苦する父ちゃん。。。。
緊張のすり替えミッションはここに完了を見たのでした。
|