福 岡-大 分 浪 漫 紀 行
2日目の朝は雨こそ降っていないものの低い雲がたれ込めていて、いつでも雨は降る準備が出来ているぞ、と言わんばかりの空模様です。 この日は、湯布院で観光して別府までの行程です。 朝10時頃ホテルを出発。都市高速から太宰府ICで高速に乗り、湯布院まで一気に駆け抜ける予定…でしたが、この日も道路標識のマジックにひっかかりました!片や左に曲がれば都市高速の入口、片や右に曲がれば九州道。どっちに曲がればいいのか瞬時の判断を求められ、都市高速に乗る左側を選択。しかしここは太宰府方面とは逆の香椎方面へ向かうレーンしかありません。 また海の中道に行ってこいとでも言うのですかっ! 一度下りるのもしゃくなので、このまま香椎方向へ進んで福岡ICから高速へ乗りました。とほほ…。ロスした時間を取り戻すべく、130km/hキープでエアッチを走らせます。 そういえば大分方面の九州道を走るのはずいぶんと久しぶり(たしか3年ぶり)ですが、その間に対面通行区間がずいぶん減ったのに驚きました。嫁は対面通行の運転が苦手で、2車線区間しか走らないという妙なポリシーを持っているのですが、これなら十分運転出来そうですね。 ということで、途中で運転を交代しましょうか。と言ったら「このPAから対面になるかもしれないじゃない」とうまくだまされて、結局湯布院ICまで運転することになってしまいました。く、悔しい! クルマは駅近くのパーキングに停めて歩きで観光。駅周辺や国道沿いはどこにでもあるような商店街でとても癒しの空間とはほど遠いですが、そこから一歩脇道に入って川沿いに歩くと様相が一変して、最初は昔ながらの土手みたいな景色が広がり、ほたる橋という小さなアーチ橋を渡るとそこからは木々に囲まれた純和風の風景に変わります。軒を連ねる土産物屋も和の雰囲気を壊すことなくしずかなたたずまいで客を迎え入れてくれ、カッポーンとししおどしの音が鳴れば、わびさびの精神に近づけそうです。ホントかいな? 出来ればエアッチを持ち込んでいろんなアングルでセピア調の写真を撮りたいものですが、それは御法度。というより、こんな狭いところにでっかいクルマは入ろうものなら、二度と出ることは出来ず以降展示車になりかねません。残念です。 さて、ここ湯布院で個人的にお勧めなところをいくつか挙げますと、 |
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@金鱗湖 由布岳とならんで湯布院を代表する観光スポット。温泉が湖底からわき出ているの で水温が高く、春先でも湯気が立ちこめちょっぴり幻想的。 冬の寒い時期は霧に巻かれてあらぬ方向に行った挙げ句湖に落ちないよう注意が 必要(ウソ)。金鱗湖は遠くを眺める分には美しいですが、湖周辺は茶色い泡みた いなものやゴミが浮いて興ざめになるのが惜しいです。 |
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A湯布院の猫屋敷 前来たときにはなかったのですが、いつのまにかこんなものまで出来てました。 ネコをこよなく愛する者なら是非行くべし!モダンな外装からは想像できない ほど、店内はいたるところネコグッズにあふれ、絶えずニャーニャーの電子音が 店内に響き、もはやネコになってしまうこと必至です。 旅行先で必ずネコグッズを買うことが習慣となってしまった自分ですが、何を買 おうかさんざん悩んだ結果ビールネコを買いました。 湯布院ネコ ゲット!! |
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B湯布院の犬屋敷 何とネコ屋敷の隣にはこんなものまで!イヌをこよなく愛する者なら真っ先にここを 訪れるべし!店内はもちろんイヌグッズが並べられ、ワンワンの電子音がありとあ らゆるスピーカーから流され、イヌ中毒が加速されること必至です。 ネコ屋敷で完全に中枢神経を破壊された自分は金銭感覚を完全に失い、小さい割 に2000円もする置物を買ってしまいました…。 |
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Cはかり屋 これはもう酒好きならば何を差し置いてでも行くべし。大分の地酒という地酒がここ に集う(らしい?)。目玉は何と言っても「はなり」という吟醸酒。特に純米吟醸の 「なま生」は、年間3000本の限定発売。うーーん、欲しい、欲しいぞ「なま生」!! しかし、長時間室温で保管すると一発で鮮度を落とすそうで、この後も長旅を控え る身としては涙を飲んで断念。 保存が利きやすい純米酒のはなりで我慢しました。 |
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さて、この日の湯布院はジャンジャン雨が降ってとてもビューラリーのネタを撮影する状況ではありません。翌日もここを通る予定ですので、撮影は明日に回すとして今日は一応撮影スポットの目星をつけておくことにしましょう。湯布院と言えばやっぱり「由布岳」をバックに豪快な写真を撮りたいものです。 そうして巡り会ったのが「狭霧展望台」です。湯布院から別府へ向かう登山道路の途中にあるこの展望台は、間近に由布岳を仰ぎ眼下には湯布院の町並み、遠くは久住連山を望めそうです(この日は雨で見えません)。駐車場が狭くおまけに立ち寄る人たちが多いので、自分の思い描くようなクルマの停め方は出来そうにありませんが、ここならイイ写真が期待できそうです。 明日晴れることを期待して、別府へと向かうのでした…。 (続く) |
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